収入比較 日本・Jリーグvs欧州リーグ

サッカー イエローカード

欧州リーグのうち、スペインのリーガエスパニョーラ、イングランドのプレミアリーグ、ドイツのブンデスリーガ、イタリアのセリエAは、欧州四大リーグと言われています。サッカーの強さだけに照準を絞れば、南米のクラブチームも遜色はありませんが、資金力では欧州四大リーグが圧倒的に上です。また、日本・Jリーグは欧州四大リーグに比べると、収入や観客動員数で大きく負けています。

日本・J1リーグの観客動員数は、ここ数年、600万人弱の横ばい状態が続いています。2016年のプロ野球観客動員数が2500万人ほどであったことに比べると、やはり、物足りない気がします。一方、欧州リーグでは、観客動員数を着実に伸ばしている傾向があります。特に、ドイツのブンデスリーガは1試合平均で4万人を超える動員を誇り、世界のクラブサッカーリーグで最多とされています。このように、両者は観客動員数で開きが生じているため、これが収入の差に直結しています。

また、近年のヨーロッパでは、サッカーの放映権料が大きく高騰しています。テレビそのものの視聴率が下がる中、サッカーは、確実に視聴率が稼げる番組としてテレビ業界で認知されています。この放映権料の高騰が、クラブチームの収益を押し上げているのです。さらには、テレビへの露出が多いクラブチームは多くのスポンサー料を確保することもできます。

このように、日本・Jリーグと欧州リーグの収入の差は、観客動員数と放映権料に差が出ていることが直接的な原因です。しかし、その根底には、サッカー人気に大きな開きがあることが考えられます。